ハイブリッドキドキ

コロナは多くのことを私たちに教え、与えてくれている。
こんな状況においても、それでもコロナに打ち勝つとか
できそうにないことをお題目に強行突破しようとしている
世界イベントが間近に、迫っているが、コロナはそんなに甘くない。

きっとまた愚かな人間に、多くの教訓を与えてくれることになって
しまうだろう。
欲まみれの人間と、コロナの戦い。
嘆かわしく、情けなく、そして心配は尽きない夏。

そのコロナのおかげで、仕事のやり方も変わってくる。
オンラインでのコミュニケーションが増えて、同じ場所にいなくても
あたかもそばにいるかのように交流できるようになったことは、
間違いなくコロナのおかげだ。
いつでも、どこででも、会いたい人と連絡ができる。
一応顔を見ながら
リアルタイムでコミュニケーションできる。
仕事もできる。
本当に便利な時代。と思う。

でも、まったくのデジタルだけでは、物事は完結しないことも
わかってきた。
複数でのリアルなコミュニケーションも必要だ。
たとえば、グループワークなど。
そんな場合、
全員がオンラインで参加ということもあるが、
一部オンラインで、そこにリアルな人のコミュニケーションも絡む
というケースもある。
とくに勉強会とか、研修などにおいては、パソコンの環境やプログラムによって
ハイブリッドコミュニケーションのスタイルとなることも多い。
デジタルとアナログの関係が同時に眼前に現れる。同時に処理することが
求められる。
これは、なかなか緊張を伴うひとときだ。

オンライン同士であれば、コミュニケーションの質が同じであるが、
オンラインとリアルが同時に展開されるのは、リアル側のその空気感やその様子をどのように、オンラインで参加している相手に伝えることができるか。
どこまで臨場感をつくれるか・・・はまだまだ課題だ。
今回は、リアルな現場の様子を伝えるために、オンラインで参加する側に、
チャットを使って、その状況を細かく、そこにいない相手に現場の様子を伝え続けたが、この役割が実は大事であることを、やりながら知った。
リアルな現場の様子が見えない人に、どのようにそのリアル感を伝えるかは知恵の見せどころかもしれない。

などなど、今、様々な経験の真っ最中だ。

それをしながら、思っているのは、やっぱりリアルなコミュニケーションが良いということだ。
人間は、オンラインだけでは、オンライン中心では生きてはいけない。
今は、やはりやむなき事情で、そうしているだけだ。
リアルに感じることが一番である。
と、ハイブリッドを経験するとより一層、強く思えてくる。

とにかく、ハイブリッドコミュニケーションは、ドキドキしまくり。
はあ、今回もなんとか終わった・・・。


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