久しぶりに、新曲が湧いた。
母のことを思って・・の1曲。
ではあるが、
レクイエムのような曲は、悲しみを増幅させるだけなので、
そうではなく、大切な人のことを、こんな風に想い続けたい。
という願いを込め、あれこれと模索。
そんななか、
つい最近、20世紀を代表するアメリカ映画のひとつともいえる、
「愛情物語」に出会った。その作品中に、何度も何度も、
あのショパンのノクターン(夜想曲)2番が流れて、心に沁みた。
今の自分の心情にとてもフィットする。静かで優しく、そして
はかなさと何とも言えない余韻と・・・・。ああ、人生とは・・を
ふりかえるにいい曲だと改めて感動。
映画を観たあとも、ずっとそのメロディが頭を離れず、久しぶりに
ピアノで辿ってみた。
そうだ、これを歌えるようにしてみたら?
そう思い立ち、このノクターンに歌詞を付け、アレンジしたのが、
「夜想曲2021」。
歩きながら、歌いながら、実家に向かいながら、お墓の道中に、
歌詞を紡いだ。
クラシックに始まり、ジャズワルツっぽくなり、最後また
クラシックでゆったり終わる・・・。
こんな夜想曲があってもいいのでは。
ショパン様の名曲に、勝手に日本語の歌詞をつけさせてもらったが、
きっとピアノの詩人もゆるしてくれるだろう。
この曲を奏でることで、想う人が夢に出てくるか? は?
今のところ、出番はない。
まずは、このたびのライブで初演奏。新しいスタイルの曲を楽しんでいただけたらうれしい。
大切な人へ、こんな想い方もある・・・と学ばせてもらう一曲となった。
歌詞を以下に。
大切な人の安らかな眠り、そして生き続ける人の健康な眠りも。
いずれをも、願って・・・。大切な人へ捧げる。