美しい花、あたたかい拍手で、スーパー ポジティブに!

おかげさまで、半年ぶりのコンサートを無事終了することができた。
岐阜新聞でのコンサートはもう4年になるが、毎回30分という短い時間とはいえ、凝縮したプログラムでランチを召し上がっていただくかのごとく、
私なりには、心地よい満腹感を目指し、いつも臨んでいる。

今回は、コロナの影響もあり、1月の開始以来、中止が続き、その間、母のこともあり、いろんな意味で、心揺れる半年。
そのさまざまな感情や出来事を乗り越えての演奏会。これまでとちょっと違う
気持で本番に向かった。

会場には、私の好きな紫ベースのアレンジメントが届いて、早速のサプライズ。
テンションも上がる。ああ、うれしい!入場制限がある会場も華やかになる。
会場はコロナ対策のため、会場の仕切りや、ソーシャルディスタンスでの入場制限などで、コロナ前とは違うが、それでも聴きたい!と言う方においでいただき、早々に定員を超えた予約。

母がいない、初めてのコンサート。
内心、途中で涙が出たりしたら・・と思ってもいたが、プロは泣かない。
と美空ひばりのことを思い出して、涙が出てもそのまま歌う、弾き続ける。
とにかく、明るく、ポジティブにいこう!と心に決め、
プログラムも考え、演奏もトークも普段通りに行うようつとめた。

不思議なものだ。
ステージに立つと、普段の自分になっている。
あ、いける。大丈夫だ。このままいこう!

そんな演奏をしていると、もう席にいないはずの母が座っているような
いつもと同じ感覚が蘇ってきた。

あ、これからもできそうだ!大丈夫だ!
コンサートが終わったあと、皆さん、いい笑顔で帰られ、戻ってからも
しみじみする言葉を多くいただいた。
そして、このお花は、父の施設に移動して、皆さんに楽しんでもらう
ことに・・・。

やっぱり表現する活動、仕事は止めてはいけない。
自分の創造力の、発信力の醸成のためにも、そして何よりも
喜んでいただける方のために・・・。

母はいない。のではない。
ずっと一緒にいるのだ。
演奏をすることで、よりその一体感が強まるのだと、今回実感できた。

哀しみや寂しさを乗り越えて、スーパー・ポジティブでいこう!
応援いただいた皆様、本当にありがとうございました!!!
また引き続き、継続して創作・演奏活動も行ってまいります!!!





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