すべては「関係」で成り立つ。

「こころの時代」という番組がある。Eテレのなかでも、よくできているコンテンツだと思う。宗教・哲学について幅広い視点で取り上げ、しかもわかりやすく表現している。尊敬する学者さんや、宗教者が登場するときもあり、共感することも多い。が、だいたいは、ながら見であるので、断片的な記憶でとどまることも多いが。
今回も、ながら見をしていたが、ちょっと手を止めた瞬間。瞑想と仏教をテーマにしていた。専門家が、「一切は空である」。という概念の話をされていた。たとえば、家というものは、さまざまな建材・素材の関係があってこそ、成り立つのであって、それらの関係がなければ、家自体が存在しない。
という考え。これはわかりやすい例えだ。
たとえば、グラン・ルーの発想もそうだ。それに近い。
私がいう、心の観覧車とは、そういう乗り物があるのではなく、会社でも町でも家族でもいいが、そこに集う人たちの心がよく結ばれる、関係性がよければ、観覧車が生まれるという意味だ。
人がここにそこにいるだけでは、楽しいコミュニケーションは生まれない。
関係性だ。
気が付けば、自分のマーケティングの考え方をお伝えするときにも、この10年以上「関係」という言葉を使い続けている。
すべてのステイクホルダーとの関係性。お互いがよければ、万事うまくいく。
あの人のために、この人のために。とお互いを思い合うことによって(慈悲という言葉に近いか?)そこに信頼が生まれ、関係がよくなる。
結局はそこだ。
関係性をよくするには、やはりコミュニケーションだ。
ここを、改めて意識し、今日も素敵な関係が生まれ、育まれるようにしたい。

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