ある男性二人。見た目そっくりである。「兄弟ですから」と言われ、そうなんだと納得。確かに苗字も同じだ。では、どこが似ているかと言われたら、「なんとなく・・・」全体的に似ているが、よく見ると、顔の各パーツは似ていない。よく実は本当の兄弟ではないとのこと。なんでも小学校三年からのおつきあい。現在66歳の同い年。そう、幼ななじみ、同級生の大親友という関係。60年の間、近くでお互いを見ているということは、夫婦よりも、親とよりも長いおつきあいということだ。
お互い違う仕事に従事されているが、その仕事に傾ける情熱こそが、まるで瓜二つと思うほどに、ともに情熱的であり、現場主義であり、行動派であり、パワフルである。
お互いの仕事をときには影となり、月となって、支えておられることがよくわかる。
お互いのためならば・・という気持ちが、言葉・行動の端々に透けて見える。
ある意味、いい夫婦のような関係でもあるのかもしれないし、それだけでなくビジネス面でも支えている・・という点では、世の中でもっとも信頼できるパートナーなのだろう。
と、そんなお二人にそれぞれお会いしていたのだが、今回、一緒にお会いする機会があり、本当に兄弟のようで、損得関係に縛られることなく、お互いの人生がよりよくなるようにお互いナビゲートしあっているようで、また刺激を互いに与え合っているようで、ああ素晴らしき関係だと心から思った次第。
なんでもお互い。99歳まで生きると固く決めておられるとのこと。100歳の一歩手前まで、現役で楽しく、生きがい求めて走り続けられるそうだ。
「姉さま」となぜか呼ばれ、「あと33年しかないので、よろしくお願いします。」
と言われてしまい、不思議な関係だなとありがたく思っている。
この兄弟を「ぶらぶらざーず」と呼んでいる。どうぞ、それぞれの生きがいを楽しくまっとういただきたい。
その応援団としてい続けるために、私は少なくとも??歳までがんばらねば?なのか?
人の縁は。血縁のみならず。いい出会いはどこにあるかわからない。まさにドラマチックな出会いはさりげなくやってくるのかも・・。
血縁でない兄弟の絆
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