オンラインでの研修会。
少人数でのミーティングなどは、このコロナ禍のなか、なんども実践してきたおかげで、だいぶ違和感なく実施、活用できるようになってきた。
とはいえ、マスクをしての会議や打ち合わせは、聞いている人の表情がわからず
戸惑うこともあり、違和感がないということはない。
今回は50名ほど相手の研修会。
よくテレビやネットニュースで国際会議の様子を見たり、NHKの「最後の授業」のように、モニター上に学生さんがずらり顔が並ぶ、しかも1ページで収まらず2ページにまたがって。という現実。かなり新鮮かつ緊張する。
パット見て、どこの誰とかわからない。しかも全員マスクしているので、わかりづらい。表情もわからない。笑っているのか、不安げなのか?
どこの誰が手を挙げているか、がぱっとわからなかったり、
普段の対面の講演、研修会とはかなり勝手が違う。
今回は、北海道から九州まで、お互い面識がない人同士が集い、講座をきっかけに、ここから、オンラインでチームプラニングを行い、3か月後にオンラインでプレゼンをしていただく。という研修だ。
コロナがなかったら、この研修の発想も生まれなかった。
非接触かつ安心して参加できる研修としては、なかなかの企画ではある。
しかし、実際やってみて、とにかくドキドキハラハラの3時間。
ネット回線がホストはもちろん、自分も、参加者全員も、それぞれの環境で
途中で切れたりしないか?
画面がかたまったりしないが、音がうまく聞こえるか・・・。
受発信相互それぞれの環境により、不具合も生じることも予想される。
だから、無線ではなく有線でつなぐ、ミュートの切り替えをちゃんと行う。
画面共有を何度もテストする・・・。
などなど、すべき準備は行い、本番に臨んだ。
なんとか形式上は、時間内に予定どおりの研修は終了できた。
が、私自身としては、大いになんともいえない気持ちが広がった。
顔が見えないまま、話し続けることのむつかしさだ。
リアルの講演会であれば、顔を見ながら、反応を見ながら、いろいろアドリブも
浮かぶが、顔が見えないと、一方的にならざるを得ない。
ということで、なんとなくうまく伝えきった感じがしなかったのが正直なところ。
顔が見えないことは難しい。
顔が見えなくても、それを想定して話すことを考えておけばよかった。
オンラインだけど、前にいる。でも、顔が見えず、表情もわからないから、ここが中途半端になる。
と、今回の研修会を通じ、オンラインで顔が見えない相手にツーウェイコミュニケーションを行うことのむつかしさも感じつつ、多くの学びを得る。
しまった!と思うことは、改善策を考えて、すぐ実行する。
まずは、昨日のフォローからはじめよう。
オンラインの良さは、フォローがしやすいという点だ。
いやはや、コミュニケーションクリエイターとして、まだまだ。
コロナは、もっと勉強しろ、もっと成長しろ。と自分の未熟さを教え、
背中を押してくれているのだ。
顔が見えない苦しさに学ぶ。
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