時短の延長のみならず、酒類も提供できない。
レストランにとっては、昨年以上の大打撃。悲鳴どころで収まらない。
宣言解除のお店の状況も心配だ。コロナ収束時に、どれだけのお店が
営業続けていけるのだろうか?
応援しているお店には、待ちから攻めに転じるように、あれこれとアイデアを
出したり、お店近隣の知人友人に、出来る限りのご利用を呼び掛けたりする。
大変だ、大変だ。とただ厳しい状況に身をおくだけでは、明日はないかも・・・。と、店側の立場ではそんなことを思いながら、ついお節介をやく。
一方、客の立場に立つ。
仕事や用事が一区切りして、お腹がすいた。 最寄り駅のビル。
19時までしかお店はやっていない、でも、食事を出すお店は、ちょっと気になる。お酒は出ないから、しっかりレストランとなるとちょっと気後れするが
カフェレストランぐらいで、ひとりで食べられるメニューがそろっている店
だと、入ってみようかと思えてくる。
しかも店内はすいており、ゆったり静かに食事ができる。
不謹慎な言い方ではあるが、ちょっと贅沢な時間だ。
外で食事というと、おしゃべりするのが当然というイメージがあったが、
今はひとりでゆったり、気兼ねなく、静かにいただく。こんな夕ご飯はとてもいい。実際、この緊急事態宣言下で、これまで入ったことがないカフェレストランに足が向いたのだ。
前からゆっくり食べたかった鉄板のパスタとサラダをいただく。
広い店内には3名(3組)ほどしかおらず、ゆったり空間。何か安心。
広々としたテーブルに一人の女性がサラダメインの夕食を召し上がり、
スタッフと少し会話を交わしていた。常連さんらしい。
また、別のビジネスマンは、ドリンクを横に、本や新聞に目を向けている。
と、この空いている状態を楽しんでいてはいけないが・・・。
これまでになかった、平日夕方の風景。
今は今で楽しまねば。落ち込んでいても仕方ない。
ひとりごはんは、悪くない。
また来ようかな、今度はあれを食べようかとメニューもゆっくり見ながら
考えるのも、なぜか楽しい。
そのことをもっとアピールすると、そこに響く人もいるのでは・・・。
「ちょっとゆったり、おひとりごはん、いかがですか?」
「今日もお疲れ様です。疲れをいやす、おひとりごはん、いかがですか?」
そんな訴求が、今の自分にはすっと入ってきそうだ。
などなど、外食は以前と違うサービスのスタイルを創出していかねばならない。
もちろん、コロナには早くお引き取り願いたい。