不安があったら無理しない。

いろいろ考えた。
5月10日予定のコンサート。
岐阜新聞で隔月出演しているものだ。
母と約束していたわけではないが、岐阜との関わりを持ち続けるために
継続して行ってきた。もう3年になろうか。
昨年からのコロナで、何度か中止の選択となった。主催者からの要請でもあり、
当然、緊急事態宣言中はそうすべきだと思った。

そして、本年1月の本番はなんとか開催。今から思えば、母が参加できた最後の回となった。
その後、3月は宣言発出で、中止。その後、対策を施しながら、コンサートは開催できる環境にはなっていたが、そのまま連休へ・・・。
そして、5月10日が次の出番の予定。
4月から、ずっと考えていた。
いつ、全国が緊急事態宣言発出となってもおかしくない現在、無理して
開催するのは得策か・・・。
お客様のそれぞれの気持ちや、環境を考えてみる。
そして、あまり積極的にお誘いするのも、はばかられる・・・。

迷いに迷ったが、今回は自分から中止という答えを出した。
すでにお申込みのお客様もおられるが、内心、穏やかでない方もおられるかとも想像した。
不安な状態で何かを無理してやるのはよくない。

ましてや、他の方にご迷惑がかかることは避けなけれなならない。
音楽の仕事をしている友人にも、彼女だったらどうするか?・・という意見ももらいながら主催者ともよく相談しながら・・・今回はそういった決断。

安心して、できる世の中になってほしい。
さまざまなアーチストが、規模の大小は別として、同じことで悩む時期だ。
今はいろんな意味で、無理をしない。
オリンピックのような大行事は、こんなにカンタンに決められないのだろうが、
その分、影響が大きいことを理解し、社会から不安を取り去るために、
そろそろ、きちんとあるべき選択をしてほしい・・・と、強く思う状況である。

ということで、5月10日は、実家のピアノで母に向けて、おひとり様コンサートをしようと思っている。

※5月10日のコンサートに、ご予約いただきましたお客様には申し訳ありません。次回7月12日は安心して楽しい時間を過ごしていただけるよう、にと願っております。一日も早いコロナ終息を心より祈って・・・・。

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