先日お会いした長崎のある修道会のシスターは、私たちは「祈りと活動」をします。と話された。祈っているだけでは、世の中は変わらないという。
だから、様々な奉仕活動に取り組む。その修道会はさまざまな社会的に弱者と言われる方の支えになる活動を明治の時代から、行い続けてきたという。
奉仕。英語で言えば、サービス。相手に仕える。シスターたちは自身を神様のはしため・・という言い方をされるようであるが、召使いという役割ということだ。
おりてくる課題を、すべて神様からいただく仕事として、世の中の困っている人を助ける仕事を、喜んで行う。それが奉仕だという。
ボランティア活動、チャリティも同じだ。
最近、日常の仕事も、そういった心で行うといいのではと思う。
お金をもらうからやる。お金のためにやる。もちろんそういった考えも現実的に理解できるが、それ以上に、相手に喜んでもらうようにやる、相手が元気になるように働きかける。また、とことん寄り添って、困っている人の役に立つように努力する。
この精神があれば、お互いにもっともっと引き合い、信頼しあえて、結果もより納得できるものになるはず。
奉仕の心。相手のことを本当に大切に思って、お役に立つように努力したい。
今こそ、真のサービスについて、考え、実践したい。
モノを提供するのではなく、心も届ける。
どうせやるなら、そんな気持ちを持ちながら、日々の仕事に向き合いたい。