そんな美しくはない。それは、単に色あせた花びら。
散っていく花びらを捨てられずに、こうしてガラスの器に
浮かべ、その中の水を取り替え、取り換え、まだいける、まだいけると
そんな風にこの花びらを見守っている。
この花は、昨日のブログにも記載した、母の葬儀に飾った祭壇の花の一部。
その花が朽ちていくのをそのままにできず、こんな風にしてみた。
京都のお寺さんで、花びらをこんな風に(もちろん朽ちた花ではなかったが)
されているのを思い出したため・・・。
とにかく少しでも花を長持ちさせたい、とこんなに思ったことはない。
1日でも一瞬でも、母の面影に重なるものと一緒にいたい。
という気持ちなのかもしれない。
白いバラはドライフラワーにしてみる。
この半月ほど、「いのち」のはかなさをこんなに感じたときはない。
はかない。風のごとく。
それをわかった上で、今日も元気に生きるとしよう。