宝さがしが始まる・・・。

まだ急いでやる必要はないけれども、この勢いで、すべきことは早めに済ませたい・・・。
次に何が起きるかわからないため、今できることは、少しでも前に進めておきたい。
1時間でも30分でも時間ができると、母の遺品整理をすることにした。
いやはや、すごい量で、手ごわい。
業者さんにお願いすれば、即日片付けることも可能であるが、今回は、ちょっと
母の生きた時間、彼女なりのモノとの向かい方も知っておこうと、とりあえず全荷物に目を通すことにした。
すでに多くの荷物は段ボールに入れてあったため、その中身を見直し、分類して
不要物は処分という流れだ。
ひとつの段ボールを開ける。へえ、こんなもの、集めていたのか。こんなところへ行っていたのか、これは同窓会?まだみなさんご存命か?など、母から聞いていなかったことも含め、いろんな情報が飛び出してくる。それにより、母の半生を思い浮かべることができる。
へえ、佐渡にも、壱岐にも行っていた?いろんな土地のお土産らしきものもたくさん出てくる。パンフレットなど印刷物も集めていたようで、旅を楽しんでいた様子が伝わってくる。そして、写真がいたるところに入っている。
旅をして、楽しい時間を写真に収めて・・・。それが一番の楽しみだったのかも?もちろん大金など出てこない。出てくるのは、海外旅行で残った端数の紙幣やコインぐらいか?
それでも、こんな風に生きていた・・ということを、山のようなところから探すことも悪くない。
どんな宝が出てくるかはわからないけれど・・・。

ま、しばらく、この宝さがしも継続するとする。
娘らが、母在りし日の思い出を辿るため、彼女は整理せずに、旅立ったのか?
といいように解釈するとしよう。

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