人生、本当に何が起こるかわからないものだ。
母が緊急搬送で、入院という事態になってしまった。
本当にまさか、こんなことが、このタイミングで・・・。
一昨日の投稿にもある
「長生きせなあかん、喧嘩せなあかんから」という言葉を残し、
3日後、緊急病棟にお世話になることに・・・。
10時半から20時半すぎまで・・・。こんなに長い時間、病院にいたのは生まれて初めてだ。
また検査待ちの間、さまざまな救急搬送の様子にも触れ、まるで映画のようだと感じる場面もあり、そのなかにいる自分が信じられないような現実ではないような気もした。
検査待ちの間、ベッドの上で、一生懸命息をする、母に静かに語りかけた。
「あかんで。あんた、喧嘩するんやろ?喧嘩せなあかんで、帰ってきてよ」
「今日、ちらしずし作ってきてたよ。また今後作ってあげるで帰ってきてよ」
「ピアノ習わせてくれてありがとうね。岐阜新聞、またライブやるよ。」
「ずっと息してよ。それがお母さんの今の仕事、がんばって」
ずっとそんな風に語りかけた。
母はじっとしていながら、時々、涙が目にあふれていたから、きっと聞いている
と確信した。
まさかの事態に、まずは自分が動揺しないように、しっかり生きていかねばと
こみあげる感情をぐっとこらえる。
待っとるよ、待っとるから。また帰ってきてね。
母が必ず自宅に戻る日が来るようにと、心から願っている。
そのために、自分ができることは絶対にやる。
人生は、ある日突然に、何の前触れもなく、次のステージに進んでしまうものだ。