叱咤激励という言葉があるが、デジタル社会で人間関係が希薄になるなか、
この古臭いコミュニケーションはお宝かもしれない。
いろんなビジネスマンの皆さんと、日々やりとりさせていただいているが、
ときには、「そんなんでいいの?」「甘えてない?」「やるならやる、やらない理由は言い訳にすぎないよ」・・・といった言葉をかけるときもある。
一見優しい言葉は、何のためにもならず、真剣に相手のことを思うときには、
本気で叱ることも必要だと思う。
大人になると、距離感が大事で、相手の心に踏み込むこともしないで、表面的なつきあいが増えてくる。
それはそれでもいいけれど、本気で相手に向かいたいときには、表面だけのお言葉は意味がない。
厳しい言葉をメールでも、対面でも連呼せざるを得なかった相手の方より
叱ってくれる人がいないので、ありがたい存在です。ありがとうございます。
と、そんなメッセージが届いた。
大人も叱ってほしい。自信がないまま、手探りでみんな大人になってきた。
だから、迷うときには道を示し、おかしいときにはおかしい。と真剣にいってくれる人がいると安心するのかもしれない。
結局、大人も子ども。人は甘えたり、甘えられたり。
とにかく叱ってくれる人は、確かに貴重かもしれない。