インナーワクチンも必要。

いよいよ、やっと、ついに・・というべきか、世界主要国からかなり遅れて、
日本での新型コロナウィルスワクチン接種がスタートした。
イスラエルには特別の事情もあるかもしれないが、それにしてもすごい。
もう国民の4割が接種しているとのこと。それに比べて。。。
日本では布マスクを配ったり、GO TOトラブルをやっている間に、肝心な
治療対策について、他国の対応について随分と遅れをとった。
オリンピックをやるというならば、なぜもっとさまざまな力が働かなかったのか?と思うことは多々あるが、まあ、それはそれとして、来たるべき日が来たことは喜ばしい。
コロナは、このワクチン接種により、早く終息を迎えること。
それが一番の願い。

一方、パンデミックと同時に、世界に広がるインフォデミック。
フェイクニュースなど事実と違う情報の氾濫が、世界の混乱を引き起こしている。このニュースのおかげで、コロナ禍のなか、コロナ以外の理由で亡くなる人が多数いるそうだ。間違った情報をうのみにして、誤った行動をとることが市につながる。また視野が狭くなり、他者を傷つける、分断を引き起こす・・・。カラダへのウイルスも怖いが、事実でない情報の感染は、カラダへの影響と同じぐらいに重く、深刻だ。
今こそ、情報の受容についての、ワクチンも必要だ。自身できちんと情報を選び取って正しい活かし方ができること。そういった情報需要の抗体を自分の中につくること。カラダのワクチンだけでなく、頭と心のインナーワクチンも必要だ。
心身ともにウイルスや菌に負けない、強さをもっていたい。
いろんな情報に飛びつかないように。
それには、まずはどんな情報も、まずは疑ってかかるということだろうか?
「それ、ほんとうかな?」
この目がインナーワクチンのひとつではないかと思っている。

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