自分のために愛するのではなく、本当に相手のために・・

人を愛するというのは、結局自分のエゴではないか?と思うことがある。相手を大切にと口では言うが、本当に相手に寄り添い、相手のために何でもしよう!というのは、根底に利他の心がないとできないし、何よりも大切にしたい相手の気持ちを優先することが一番だと思う。
愛は駆け引きでもなんでもないし、人間関係もそうだと思う。本来の人間関係も、突き詰めていけば相手の尊重、相手を認めることに他ならない。
尊敬する方がいる。上場企業での現役時代を卒業後、元気に活動され、学ぶことも怠らず、社会に役立つ働きかけをいろんな面で実践されている。いつまでも、フラットで自由な目線でいることを大切に、周囲にいい影響を与え続けておられる。
誰かの役に立つ・・。これは、最後、その人自身の生きがいになるはず。その方との共通の見解だ。
その先に富や見た目の名誉・・・ではなく、本当に大切な人が心から喜んでくれること・・そのためだけに、人は生きることができる。
自分が、自分が、自分が・・・。情報化社会の中で無数の自己主張がうごめいているなか、静かに、黙って役に立つことを、それこそ、「粛々と」やっていきたい。

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