張り合いが生きがい

本日は岐阜新聞社でのミニコンサート。こちらでも、緊急事態宣言が発令される
とか・・であるが、今のところ、予定通り準備をしている。
東京から引っ越す少し前から、隔月ではじめたこの演奏活動。
自主企画とは違い、地元の公的な場所で、ひとりでも多くの、知らない方に
聴いてもらえたら・・。と、ささやかな地元へのお礼の気持ちから・・。
面識のないお客様が新聞を見て、おいでになることもあれば、ご紹介から足を
運んでくださる方もあり、コロナ前の演奏会は満席となり、賑わっていた。
笑い声も手拍子も響いていた。
状況は変わった今。それでも母親にとって、この演奏会はいきがいのひとつだ。
誰を誘うか、何を着ていこうか、演奏会が終わったあとのお楽しみは・・・。
雪の可能性もあるということで、タクシーの予約手配を手伝いながら、
彼女にとって、お出かけ、そして娘のコンサートは楽しみのひとつだということを再認識する。
そういった機会があると、気力もみなぎり、元気になる。
今の時期、かなり限られてくるけれど、小さなイベントはとても大切だ。
母にどれだけの機会をプレゼントできるのかわからないけれど、
今できることは、張り合いある暮らしをしてもらうためのサポート。
日々のなかで、小さなハレをたくさん作れたらいい。
そんな気持ちで、今日はコロナに負けない冬を元気に生きるレパートリーを
届けたい。

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