無口が六口になって、ケロリ。

年老いた母との口喧嘩が絶えない日々。
おいていること、多少ぼけていることを
つい忘れて、真剣勝負してしまう・・。

人は口を開いて、何かを言おうとする。
主張しようとする。
言いたいばかりでは、通い合うことができない。

最近気づいたのは
無口になるということの大切さ。

じっとこらえて、黙っていること。
相手が言っていることを黙ってきく。
もういちいち反発もしない。

相手が無口になると、しゃべれなくなるはず。

今年は親のことでかなり労力を費やした気がする。
そこで学んだこともなければ。

無口は最高の武器になることもあるかもしれない。

目は口ほどにものをいう。

と思い、さて!と臨むのであるが、最初10分は無口でいられる。
その後、機関銃のような言葉に疑問が湧いてきて
一口、二口・・・・そしてあっと言う間に六口になる。
無口でいようと思ったのに・・・。
と後悔する間もなく、ゴングが鳴る感じだ。

親子というのは加減しないものだ。
本気でぶつかりあう。
そして、疲れて、最後は何もなかったように
普段の会話になる。

何口でもいい。元気に真正面でコミュニケーションできる今が
幸せだと思う。
聴く耳をもつ。仕事ではそれができるのに、相手によって
難しいこともある。
てんやわんやの年末だ。

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