面識なくとも、惜しまれる人。。

年末になると、1年を振り返って、という番組、コンテンツも多いが、そのなかでも今年亡くなられた方の回想録もあり、それを見ながら、今年も本当に惜しい人たちが旅立たれたと残念な気持ちに包まれる。
とくに音楽界では、昭和の映画界・歌謡界、シャンソン界を支えてきた方、エンターテイメントのジャンルで活躍された方・・。ファッション業界をリードされてきた方、学者の方々・・。その名を一部挙げれば、志村けんさんや、外交官であった岡村行夫さん、ねむの木学園の宮城まりこさん・・・。山本寛斎さん、高田賢三さん・・。海外ではショーンコネリーさん、ジュリエット・グレコさん、そしてマラドーナさん・・。1年を振り返るときに、亡くなられた方たちのその一生に触れるこの瞬間。ああ、こういう人生を歩まれたのだ~。とこれまで知らなかったこともインプットされ、その唯一無二の人生に思いを馳せてみる。
なんとも寂しく、残念で悲しい気持ちになる。
とくに今年はコロナで亡くなった方もおられて、なんとも複雑な思いだ。

メディアに出る有名人の死は、人々の共通の哀しみだ。
面識がないのに、惜しまれるとは本当にすごいことだ。
それぞれ志をもち、人生に挑み、進んでこられた。
人々に勇気と夢を与えた。救われた人が多くいた。

会ったこともないのに涙が出るというのは、どういうことだろう。
直接会うことがなかったとしても、作品、仕事、メッセージを通じて、
感動をいただいたからだろう。

面識もないのに惜しまれる。そんな人生。とてもできないけれど、
せめて面識ある方からは、そう思っていただけるように、研鑽を続けなければと
思う。

と当時に、ひとつの時代が終わっていく寂しさを感じる年末だ。
皆さまのご冥福を心よりお祈りしたい。

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