何年か前から、いい歳になってきたし、そろそろ職業名をカタカナから違う表現にしたいと思いつつも、最適な表現がみつからず。
ま、せっかく23年前、自分なりに考えた「コミュニケーション・クリエイター」に愛着もあるため、今はそのままこれを踏襲している。
この職業に飽きたわけでも何でもない。ただ、作曲家とか芸術家とか落語家とか、漢字の方がより専門性と落ち着きがあっていいと思う年頃になってきたのか。
でも、しかし、なぜ作曲「家」なんだろう?昔は世襲の仕事だったせいか?
と話題は横道にそれたが、とにかく名前はどうであれ、コミュニケーション・クリエイター業を全うすべく、日々大変楽しく走り続けている。
現場に寄り添うお助け隊としてのコンサルタント業も、アーチスト業もすべて
大好きな仕事だ。
出会う企業さん、出会うお客様。
今年もどれほどの新たな出会いをいただいただろう。
コロナもあり、数は例年より少ないかもしれないが、今年も多くの感動をいただいている。
今週も、コロナ前に初めてお会いした企業さんが、久しぶりに訪ねてきてくださった。私のお伝えしたアドバイスを活かしここまでがんばってきて、もっと聞きたいということで、10か月ぶりの再会。
2月は日本はオリンピック開催に、インバウンド需要に向かっていた。
それに合わせたアドバイスをしていたのだ。
でも、それができなくなった。でも企業さんは企画中であった商品を完成させ、
発売開始の準備を進めていた。今回はその相談であった。どうやって売ればいい?業務用の仕事しかしてこなかった企業がコンシューマー向けに動き始める。その支援を求められる。
お会いしない間、着々と準備され、形になった商品を目の前に、目頭が熱くなった。こうやってがんばってこられたんだ。
私の言葉を信じて、行動されていたのだ。と思うと、その商品を、企業さんを抱きしめたいぐらいの気持ちになった。
よし、この商品をしっかり応援しよう。
と、新たな気持ちが湧いてきた。
とまあ、こんな具合でこの仕事には日々感動がある。
目を閉じれば、いろんな企業さんの顔が浮かんで・・・。
売り場で企業さんの商品をみつければ、すぐさま手にとり、カゴに入れる。
企業さんの商品を応援したいあまりに、個人的には財布のひもも緩みがちであるが、マーケティングの仕事は、まず使ってなんぼ。お客さんにならずして、
何もコメントはできない。いいアドバイスもできない。
そんなことをモットーに続けてきた、この仕事。
今、改めて私はこの仕事が好きでたまらない。
求めてくださる方がいる限り、寄り添い業をまっとうしたい。
結局は自分のため。自分の人生を生きるためにより良い仕事をしたい。
そして、誰もやらなかったこと、歩まなかった道を進みたい。
と、世の中がマスコミにより、不安な方向に導かれがちな今日こそ、
皆さんを元気に!自分ができることを極めたい。
抱きしめたい仕事。ありがとうがこだまする仕事。これからも誠実に愚直に
向かいたい。