最近はネットを活用した情報発信、配信が日常的になってきているが、
商品のことを伝える手段としても、いわゆる企業側がいかにも!という感じで制作するコマーシャル的なもの以外に、違う手法を試みる企業も増えており、ヒットして話題になっている事例もある。
そんななか、今回は防災用品を企画制作している企業の新たな発信として、
演劇をネット配信するという試みをすることにした。
日頃からの企業さんとのやりとりの一方、演劇仲間とのおつきあいの中から
突然ひらめいた演劇PR。コロナで表現の機会が減っている俳優さんたちの出演の場、表現の場、新たな取り組みにもなれば。そしてネットで見てもらえる身近なPRツールとして。テーマは都会に住むビジネスマンたちの防災意識の向上、自助努力の啓蒙。そのことをある商品を通じて伝えるための演劇を企画、制作。
信頼する脚本家に話を持ち掛け、実現した。
コロナ感染再拡大で、自粛が呼びかけられている12月の日曜。静かな赤坂のレンタススペースを使っての撮影。
なかなか新鮮でうれしい取り組みであった。
短くてもYOU TUBE配信であろうが、リアルな演劇と同じような工夫と、また
完成度を目指して撮り続ける リアル演劇とも違う緊張感も漂う。
クライアントも新潟から上京され、立ち合い、商品の説明など協力いただいた。
完成は新年早々の予定。
久しぶりの俳優さん、新たな撮影・録音という世界の皆さんとの出会いで、
クリエイティブの世界の奥深さを感じるとともに、
企業の商品の発信に、クリエイティブが交わる、重なることの意義、面白さを
再実感。
よく私のヒラメキ、思いつきに賛同いただき、ここまで進んできた・・・と
そんな面からも感動の1日となった。
ゼロからの仕事、挑戦は楽しい。
これもコロナだから生まれた発想。楽しく挑戦する。これはぜひ続けたい。