仕事をこれまで通り続けながら、親のことに関わる日々は、おかげさまで大変めまぐるしく、毎日、大したことではないのに、綿密な計画、段取りが必要だ。
家族、ご近所、介護関係の皆さまとの連携が重要なため、まさに仕事と同じように共有をいかにスムーズに行い協力を得るか。
ずっと一緒に過ごす在宅介護ができない以上、これは乗り越えるべきハードル。そのハードルも毎日飛びながら走っているとだんだん慣れてくるが、緊張はとけないものだ。
いろんな思いを抱きつつ、とにかくうまく24時間の中でやりくりするには、「ながら」アクションが欠かせない。同時に複数のことをうまくやりきるということだ。
電車に乗っているうちにビジネスメールを全て処理する、美顔器に顔を向けながらタブレットで原稿を書く、料理しながら企画する、歩きながら発声をするなどなど。ひとつの時間でひとつのことでは、回らない。だから同時に複数おこなう。
もちろん二つのことに同時集中は難しく、考え事しながら洗い物していて食器が割れるなど、たまにアクシデントもある。これは余計な仕事を増やすので 注意しながら が大切だ。
これでなんとか24時間が回っている。今しばらく、そんな日々が続くだろう。
ただ、1日に1回は、ざわめきをリセットし、落ち着くひとときを持ちたい。
人によっては、それが祈りであったり、瞑想であったり、形はさまざまであろう。
私の場合は、ヨガかラジオ体操か、朝のクラシック音楽か・・・。
しばし、無になり、そこからはじめる。
今日もきっとてんやわんやの一日になる。「ながら」で楽しもう。