半年前の計画では、今週はドイツ各地とパリに行っているはずであった。
それが2か月前には、長崎行に変更となった。
海外が無理なら、先に国内で・・・。長崎も1年以上ぶり。
と思っていたら、コロナ感染が再び広がり、それすら難しくなってきた。
とくに長崎県の平戸に住む知人は、現在、地元の医療機関につとめているが、
県外の人と会わないように、自らも島から出ないようにということになっている
とのメッセージで、再会は難しくなり、三度、今週の外出は延期となった。
飛行機のキャンセルはもう何度していることか、ホテルもやっと予約できたのに・・・。キャンセルするのが、ホテル業界も大変で、しのびない。
ネット予約であれば、顔が見えないため、機械的な処理であるが、
馴染みのホテルは直接担当者に連絡をしているため、キャンセルはこの時期
申し訳ない気持ちになる。
それでも、早めに言わねば・・・と、
フロントの責任者に連絡を入れる。
「大変楽しみにしていたのですが、少しずらして来年早々に行こうと思いますが、変更してもよいでしょうか?」
とメールすると、
「お気遣いありがとうございます。私たちは、いつでも今尾様お越しをお待ちしています。当日でも構いませんので、キャンセルの場合はご連絡ください。」
との返事。結果的に延期することにしたが、彼女の「私たちはいつでもお待ちしています」の一言に、大変感動を受けた。
こういう一言が言えるのは、さすがだと思った次第。
メールでのやりとりだけでも、伝わる。
おもてなしの気持ちとは、こういうことだ。と心から思う。
今日の売り上げが減るのは、普段以上に厳しいけれど、いつでも待っています。
と歓迎の気持ちを伝え続ける事自体が、リピーターを増やす、お客様の心と繋がり続ける鍵だと思う。
こういう関係がとても好きだ。
サービス業に関わる方とは、こんな関係を一緒に創っていきたい。
好きなお店とは、お互いが思いを寄せ続けることが大切だ。
ある日突然お店がなくなったりしないように、応援しなければ。
コロナがおさまったらすぐ会いにいかなくちゃ。長崎の皆さんに・・。