定年から夢を追う!

ここのところ、会社勤めをされてきた同世代で、ちょっと年上の方々より、定年後の相談や、内輪話を聞かせていただくことが増えてきた。

定年までカウントダウンの限られた時間を残し、いかにいい置き土産を用意できるかと、定年最後の日まで、長年お世話になってきた会社に何か残しておかねばと、頑張っておられる方もおられて、その志は、本当に素晴らしいことと、頼もしく思う。会社員である以上、そうありたい。

同時に、定年後何をするか。雇用形態を変えてでも、慣れた会社に引き続きお世話になるのか、別の世界に進むのか。この高齢化社会、60代から再スタートという方もますます増えている。働かずにはいられない事情もある。

20代前半、新卒で入社し、転職をしたことが無い場合、定年後の新たな就職には勇気と覚悟が必要だ。

最近話をする人は、その状況にある方が多い。ずっと同じ会社で、役職が変わってでも、違う仕事でも・・・というよりも、違うことをしたいという方が多い。

「せっかくの人生だから、全く違うことがしたい。」そうだ。

確かに、長年慣れてきた会社で元部下である、若き人とともに、あるいはその下で働くのは、難しい一面もあるかも。相手もやりづらいかもしれない。
とお互い気を使って、関係が難しくなることもあるかもしれない。

ある人は、一年後に迎える定年後、自分本来の「夢」に向かって頑張ってみようかなと言われる。何になりたいかと尋ねると、ちょっと照れながら、学者かな。との答え。

いいじゃん。ーこれから好きな歴史や文学を勉強するなんて、かっこいい。これからですよ!

とかつての先輩の背中を押してみる。
会社員としての生き方しかない。そんなことはない。
人生、いろんな生き方ができる、その中に働き方も含まれる。
人生一度きり。悔いないように、元気なうちに、意欲があるうちにチャレンジ!
改めて定年のない自分も、もちろん、同じ。


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