単語・箇条書きと行動。

コロナの状況が変わるたびに、政治家やメディアが、新しい言葉を
発する。
とくに東京都の知事の発するフレーズは、すぐれたコピーライターの作品のごとく、記憶に残るケースが多い。
三密に、5つの「小」。。。「少人数」を「しょうにんずう」と言わず、「小人数・・こにんずう」と言い切ってしまっているところに、ちょっと無理やりさもあるが、まあ、わかりやすく、皆の合言葉としては、実用的だと思う。
わかりやすいと人は動きやすい。
単語にすると、箇条書きにすると記憶しやすく、自分も口ずさみやすい。
そのあたりを、こちらの知事さんは女性感覚も活かし、うまいこと表現される。

ただ、外来語を並べると、新しさはあり、コトバ慣れしている人には心地よいが、分からない人には、不安につながることもある。

いつもコトバ選びも謙虚で、聞き手の立場を考えて、選びとることが必要だ。
事態が変わると、それに対応する、新たなコトバが生まれる。

このコロナ時代、コミュニケーション面からも学ぶことは多い。
ただ、もう新語が必要にならないように、終息してほしいが。

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