もうすぐ12月。わがバースデー月でもあり、今年最後の月でもあり、クリスマスも年末年始もあって・・・お祭り気分の一か月。普段より、より早く時間が経つ
そんな12月。カレンダーの最終ページを飾るファイナルタイム。
写真は2019年の12月4日のドイツのボン。ベートーベンの生誕の地で撮った。
ドイツの古都であるこの町で毎年開催される、
クリスマスマーケット内のバーの様子だ。
寒いドイツの冬。人々は昼間から赤ワイン、アップルワインなど
いただきながら、あたたかい煮込み料理やソーセージをいただく。
もちろん冷たいビールを飲む人もいる。
賑わっている。次々と人が集まってくる。楽しそうだ。
と、こんな人が集まる光景。今年はない。
各地のクリスマスマーケット、クリスマスパーティー、カウントダウンイベント・・・。今年は中止だとのこと。
人が何の不安ももたずに、楽しく集い、笑顔で飲んで食べて語らい・・。
知らぬ人ともグラスを傾け、笑顔を効果する・・。
こんな楽し気な光景が今年はみられない。
今、改めて2019年以前の世界が気になり、さまざまな写真を見直してみる。
人々が集い、楽しく過ごしていることが罪のようになってしまっている
今年の冬は、寒さだけでなく、心理的にも厳しい。
Withも、Afterは、これからのこと。
今、あらためて Before コロナのことを懐かしく、愛おしく思う。
本来であれば、今年ベートーベン生誕250年を迎える12月に、この写真の
場所に足を踏み入れたかった。叶わない。
コロナBefore時代は、今やずっとずっといにしえの、そして夢の世界のような・・・。