人間の肉体は、30代から衰えると聞いたことがある。
もちろん50代後半の今でもまだまだ若いと信じ、身体と精神のより良いバランスの中で、日々仕事も頑張れる。30代から四半世紀、まだおかげさまで飛び回っている。そのうち飛び回れない日が来るのだろう。でも、今は前進あるのみ。
我が身長は、もう小学生高学年で伸びが止まった。ずっと小型だ。しかもここ数年さらに小さくなっているような。パソコン漬けやリュック依存で姿勢が悪くなっているのかもしれない。ピンと背筋を伸ばす習慣づけが大切だ。
最近、父の移動に手を貸したり、母の身体に湿布を貼ったりと親の身体を目の当たりにする機会が増えている。
その度、なんと小さく、か細くなってしまったか。母においては背中が曲がってさらに小さく見えて、観ているだけで心が痛む。
口を開けばまだ言い合いができるほど、力を振り絞っているが、身体の衰えには勝てない。
どんどん小さくなっていく親を見て、人生最後の奉公をしっかりしていかねば。自由が効かなくなる人生。自分は耐えられるだろうか。成長のあと、人は衰退を受け入れ小さくなって生きる。なんとも悲しい。