もし、今年コロナがなかったら・・・。
東京オリンピックは?景気は?インバウンドは?中国は?アメリカ大統領選は?
そして、私自身は?
いつの間にかマスクを着用することが、当たりまえになり、密を避けるようになり、今となっては、コロナが前提の暮らし・・・。これが、2020年だ。
移動の制限など、不自由もまああるが、それもやむなきこと。
医療関係者の皆さまのご苦労に比べれば、個人の不要不急の要件は
今しばらく我慢すれば済むこと。
これからの季節、さらに緊張をもって生きなければならない。
二波も、三波も阻止しなければ。
もうこれまでの経験だけで、もうたくさん。もう、これ以上の不自由は要らない。
そんななか、改めてコロナと向き合ってみる。
私にとっては、このコロナのおかげで、いろんな変化が見えたこと、
また懸念していたいろんなことが、この感染症騒動のおかげで、なくなったこと
が、実はとてもうれしい。
キャパを越えて、数字だけを目指して進んできた時代の不確かさを確認でき、とてもうれしい。
日本人が日本の観光の良さを実感できることが素晴らしい。
本当に必要なものが何であるか・・・を見つめ直す機会ができてありがたい。
緊張感ある日々がいかに貴重であるかも、経験でき良かった。
そして、今も元気に、そして今回の経験を活かし、しなやかに生きていきたいと
願う自分がいること、基本的に何も変わらず、自分らしくいられることが
良かった。
バブルも権力もはじけ、新しい世界が始まったことも良かった。
もし、コロナがなければ、世界は変わらなかった。
反省もふりかえりもなしに、考えることをせず、流されていったと思う。
緊急事態に人がとる行動。
本当に賢明なのか、自分勝手なのか・・。が透けて見える。
コロナはいろいろあぶりだしてくれた。見せてくれた。そのきっかけをくれた。
もしかしたら、人為的に生まれたウイルスかもしれないけれど、
調子に乗っていた今の人間社会に、この苦難は必要な試練だったのだとも
思う。
とにかく、謙虚に。賢明に。
どんな事態においても。
コロナはそれぞれに対し、大きな、多くの学びを与えた。
言い訳に使わず、経験から新たなに踏み出していこう。