11月に入ると・・送られてくる1枚のはがき・・・。
これらが届くと、1年も終わりに近づいてきていると思うと同時に
このハガキを送ってくださる方の気持ちを思い浮かべる。
それは、喪中はがきだ。
これが届くと、どきっとして、不安になって・・厳かな気持ちになる。
このたびいただいたハガキには、ある方のお母さまが今年104歳で亡くなられたと書いてある。
そして、そこに
大正、昭和、平成、令和を生き抜いた、辛抱強く優しい母でした・・。
と書いてあるのが、心に深く沁みた。
そのお母さまのことはお会いしたことはないが、本当にそういう
方だったのだろう。
亡くなられてから、10か月が経ち、今、改めてこのハガキを出される時
どんな風にお母さまを思いだしておられることだろう。
今こそ、寂しく思うものだろうか。時間とともに、親との別れの気持ちは
どうなっていくのだろうか・・・。
そんなことをあれこれ、考える。
喪中はがき。いつか差出人になることもあるだろう。
そのとき、自分は親のことを、どんな一行で、記すのだろう。
今はあまり考えたくないけれど。
いつか、両親のいいところだけが、心の星のように光ってみえるのだろう。
でも、それはもっともっと後でいい。
今は、全開、体当たりで良いから・・・・。