米寿を支える夫婦愛。

昨年末から会えなかった元上司。
コロナでさらに、ご無沙汰となってしまった。
先日発見した19年前の写真にあったサインがきっかけで、
急に安否が気になり、突然に連絡をとり、なんとか京都で再会となる。

1年以上お会いしていない間に、コロナ疲れもあったようだ。
最近、ひとりでの外出は心配ということで、奥さまも一緒においでになり、
三人での初会食。

先日、元上司は米寿を迎えられたとのこと。
早いものだ。最初に出会ったのは50代半ばだった。
30年以上もおつきあいいただき、見守っていただいた。
マーサ最長の応援団でいてくださっている。

今年はコロナで外出もできず、人と話す機会も減ってしまい、
少し元気が・・・であるが、それを今は奥様がしっかり支えておられる。
3時間近く 一緒に過ごさせていただき、最寄の地下鉄の改札まで、夫婦で送ってくださって、何度も何度も握手をする。
ちょっとうつろな表情の上司の代わりに、奥様が「また来てくださいね」と
とのお言葉。そして夫婦で、見えなくなるまで、手をふって送ってくれた。
なんともいえない気持ちになりながら、それでも、会いに来て良かったと
安堵する。
いい夫婦だなと素直に感動。
いくつになっても、年をとればとるほど、助け合って生きていられるのは
本当に幸せなことだ。
老々介護という一面もあり、心配であり、その大変さをお察ししながら、
わが親のことを思う。

米寿を祝い、今度は100歳。
できる限り長く、ご夫妻で仲睦まじく、お元気に生きてほしい。

一緒に食べ、一緒に歩き・・・。そんなことがともにできることは
最高の幸せだ。
米寿を迎えられた親愛の上司に送るのは、やはり新潟のお米かな。

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