秋に、人生の四季を考える。

この1年間、親のことに割く時間が増えている。
ほんとうに長寿社会は何だろうと考えさせられる。
自分で決められない、予定どおりにいかないことが、
自分のことと違う点だ。
ときどき、何のためにそれをしているのか?
それがいつまで続くのだろうか?
ということを考えさせられることがある。

そんなときには、こんな考え方をしてみる。
日本には四季がある。
自然界では、今のところ、四季が繰り返される。
そして今年も秋がきた。
一方、人生にも四季がある。
でも、一度の人生のなかで、この四季は1回切り。
おそらく、私も秋にさしかかっているだろう。
親の世代は、もう冬の時代だろう・・・。
春が来ない冬の時代を生きる人たちのサポートをし、
その人生の四季がそれぞれにとって、ああよかった。
と、思えるように。いい人生だったと笑って和やかに
終わっていけるように、
そのための、ちょっとだけ自分にとっては、
意味のない時間をつきあう。
このこと自体、意味があると思いたい。

人生の四季のお手伝い。
秋という季節になると、心もおだやかに深く考えられる。





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