妹からきいた話より。
父が今度お世話になる施設の方との面談のときに、初めて会う施設の担当者の方に自分のことを聞かれる前に、自己紹介?していたという。
さて、高齢になって、初めての人に自分のことをどう語るのか?なんて、これまであまり考えたことがなかった。
人から聞かれて、その質問に応える、しかもスムーズに応えられるか、話がかみ合うかなど一般には気になるが、父は自分から語りだしたという。
自分の奥さん(母のこと)は・・・・こういう活動をしてきた。
娘は(私のこと)は、幼い頃からピアノをがんばってきたので、自分も毎日仕事終わってから名古屋まで迎えに行ったこと・・・・・
自分の仕事は・・・・・。こういうことをしてきた。
聞きようによっては、じいさんのたわいもない自慢話のようであった?ようであるが、それでもしっかり自分の人生を振り返り、語っていたという。
さて、自分は80歳を越えたとき、どう自分の人生を総括し、初めて会う人に自分のことをどう話せるのだろう?あるいは、自分をどう表現するだろうか?
そのことができる父は、まだまだ元気だと思うのと、彼の人生のなかに、私のことが強く印象に残っていることは、驚きであり、ありがたいことである。
父は、自他ともに認める、誇れるアッシー君であり、私の応援者であり続ける・・。
80歳のとき、初めてある人に自分のことをどう伝えることができるだろう?
私は、やはりまずはピアノかな?
ショパンを弾いたり、今のように立ってピアノを弾いて、歌える・・・
そんなことができたら・・・。
晩年、自分のことをどう語れる?
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