退職記念日に誕生花。

独立後、20余年お世話になってきた税理士さんがこの7月末で退職されることになった。
いつまでが定年なのかわからない税理士という職業ではあるが、同級生が運営する事務所の主要メンバーとして、長年尽力された。その同級生である代表も病死。その後、事務所に残り、若手の育成と見守り、引継ぎも整え、さまざまな節目ということでの、●歳のお誕生月の月末で退職ということに。ご自身の健康不安も抱えながら、本当に地道に事務所を支え、顧問先の企業に寄り添ってこられた。私も商いは小さいながらも、お世話になった一人である。


2日前に、郵送で退職のご連絡をいただく。

この22年間、公私ともに、いかにいろんなことをご相談にのっていただき、そのおかげで、自分がここまでやってこれたのかと、長くて短い日々をしみじみと思い出す。

ときには、実家までおいでいただいたこともある。
自分ができない分野はこの税務の世界。
それを安心してお任せできることで自分の仕事に打ち込めた。
事務処理、手続きだけでなく、内面からもいつも応援いただき、自信をもって取り組むことができた。税理士とは、「士」が付くだけあって、困っている人を助ける仕事であるということを、学んだ。


税理士最後の日に届くようにと、お花をお送りする。本当は駆けつけてお礼を言いたかったが、出向くことができないこのコロナ禍。

電話でもお話しすることができた。「本当にお役に立ったのかしら。」

と言われたのが印象的で、本当にどこまで謙虚でいらっしゃるのか。

本当にありがたく、心から感謝。
寂しくもあるが、業務のことは、若手にお願いするとして
今後は新しいおつきあいをしていければと思う。

最後の日まで、やり遂げる人は、立派だ。
素敵な退職記念日。

と書いていたら、花が届いたようで、喜びのメッセージとお花の画像が入った。
7月の誕生花、ひまわりを入れた。
グラン・ルーを22年間、支えていただいた人の大切なひとりに、
改めて心からの感謝をお祝いを込めて・・・。

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