「空振り」と「素振り」

前に書いた、真夜中の火災報知器の誤報。それに続いて今度は、穏やかな午前中に、スマホから緊急地震速報と大きな警音。なんだ?なんだ?今度は?
すぐテレビのスイッチを入れると、確かに緊急地震速報の表示。東海地方の表示もあり、やばい。どうしようもなく、またもや、オロオロする。でも、揺れない。
東海といっても違う場所だけなのかな?しばらく様子を見ながら、平常に戻る。
どうやら、この速報は誤報だったとのこと。
そう、今週は誤報が続いた。
でも、これはこれで、また学習だ。速報と言われたときに、避難するところまで
頭が回らなかった。
もしものときに、これではだめだ。と反省。

平常時には、もしもの時のことは、なかなか考えないものだ。でも、こんなに異常なことが起き続ける今日は、練習や訓練は現実的に必要だ。
あるところで、こんな話をきいた。
あるお宅では、お年寄りの避難について、万一に備え、二階に逃げるという訓練を何十回も行った家族がいるという。でも、まだその避難が役立つ機会はない。(それは何よりだ)
この逃げるという練習は、素振りのようなもので、何度も練習することで本番に活かせるだろう。ということ。

誤報を空振りのように思う向きもあるかもしれないが、誤報による避難も空振りではなく、素振りだと思えば、一つの経験になって、役立つではないか。

と、この度の誤報続きに、実は感謝もしている。


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