図書館の役割は大変重要だ。単に多数の書籍、データベースを保有しているだけでなく、図書館それぞれの工夫で、独自の情報発信、知の啓蒙活動を行っている。目的の本を借りる、閲覧するだけでなく、新たな問題意識を持つにも、図書館の存在に目を向けることは有意義だ。
と、週末、京都の図書館に足を運び、そのことを改めて実感。
図書館が保有するさまざまな書籍に興味をもち、知的探索を行ってもらうための発信を館内でも、行っている。
中でもとりわけ、今回、私が気になったのは、
「インフォデミックを防ぐ」というテーマだ。
インフォデミック・・・コロナ初期の頃のマスク、トイレットペーパー騒動のように、不正確な情報の拡散によって世のなかに混乱がもたらされる事態を指す。
ソーシャルメディアを含む、このメディア社会の情報をどう受け止め、どう活かし、自らがどう主体的に生きるか。
この知的活動のために参考にすべき図書の紹介をしている。
そのテーマが興味深い。ここではその一部を記す。
・メディアリテラシー ~メディア社会を主体的に生きるために~
・フェイクニュース ~情報社会え事実(ファクト)を探す~
・SNS・インターネット~特製を知る~
・デマ・うわさ ~古来からの「デマ・うわさ」で情報社会を捉える~
( 京都府立図書館 資料より)
いずれも、今、私自身、個人的にも大変興味をもっていることだ。
そして、情報を多く扱うプロである図書館こそが、正しい情報を得ることの大切さを説き、それらを活かす術を伝え続けることは大変意味がある。
ここで紹介されていた図書それぞれにも興味がある。
インフォデミックに関する書籍が、こんなにも世のなかにあることを知って
うれしくなる。共通した問題意識をもつ人がいることは心強い。
この夏に、ぜひインフォデミックについて学び、正しい情報の受発信について
自分なりに再整理してみたい。
図書館に時々立ち寄ってみる。やはり知の宝庫、アカデミックな世界の入り口は
清々しい。