来週、いよいよ久しぶりに、実家に放置されていた(していた)ピアノの調律を
お願いする。
その前に、ピアノ周りを少しでもきれいにと思い、実家で片付けをする。
ピアノ・・・。カバーはかかっているが、足元、ペダルのところに埃がついている。
なんだか 申し訳ない気持ちになって、せっせと拭いた。
少し拭き始めたら、どんどん気になってきて、ピアノの下の床や周囲を吹き始めた。
ピアノに触れていたら、なんだか長いこと放置していたことが、ピアノに申し訳なく思えてきて、ひとりでごめんね、ごめんね。と言いながら吹き続けた。
そして、このピアノがもうすぐ復活したら、これをどう活かそうかと再び考え始める自分がいる。
ピアノは自分にとって、一番の友達だった。自分を表現する最高のパートナーだった。そのことを忘れていたわけではないが、離れていて、今改めて思い直した。
ごめんね、ピアノ。
楽器は人間よりも長く生きることができる。もちろん手入れ次第だ。
今からでも遅くない。
自分はこれを生かさなければならない。新しい使命感が湧いてくる。
私にとって、もはやピアノは単なるモノではない。
とそんな風に、忘れていた分身の存在を取り戻す機会を大切にしたい。