シスター・チームワーク。

親に感謝するとすれば、動機はともあれ、幼少時代に音楽を学ばせてもらったこと。インターバルがあったにせよ、ピアノが弾けるということは、何者にも代えがたいギフトだ。ありがたい。

そして、もうひとつ感謝したいのは、妹の存在だ。
子ども時代、そして家を離れたころ、彼女が嫁いだ頃・・・一緒に住んだ日々からもう40年ほど時間が経過し、それぞれの人生を歩んできたし、ほどよい距離を保ち、生きてきた。
今から思えば、こんな姉できっとやりづらかっただろうと思うことも多いが、
子育ても終わり、しっかり一人前の人生を過ごしてきた妹がいてくれたおかげで私はこんなにマイペースでオンリーワンとか言いながら、自由に生きさせてもらった。

そんな妹との協力体制が最近、強化されている。
両親の介護、終活にともなうさまざまなことを、しっかり連携をとって行っている。
思えば、東京暮らしのときの何倍も、毎日のように連絡をとり、助け合って親のことに向かっている。

zこの妹で本当に良かったと思う。彼女が妹でいてくれることで、どんなに助け
られているだろう。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」彼女が生まれてから、半世紀以上、ずっとお姉ちゃんと呼んで、慕ってくれる。ときには意味不明で、怖い姉でもあったりするのだと反省することもあるが、
私にとっては、妹がいてくれることで、今の生活ができている。
お互い、自分の暮らしを維持しながら、親のことも行う。
尊重と助け合いができること、そういう相手がいるということが本当にありがたい。
親のことが片付くまで、このチームワークは続く。
お互いの人生をハッピーに結びためにも。

絆。認め合い、信頼して、助け合う。感謝しながらだと、苦労も乗り越えられる。兄弟愛は経験することができないが、姉妹力はなかなか柔軟で、良いと思う。合言葉は、「いつか終わる、イツカサイゴ」。

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