非接触コミュニケーションが求められる今日、欧米流挨拶は自粛が求められる。なぜ、欧州で感染症が拡大したかについては、ハグやキスといった肌の直接のふれあい習慣が関係あるとも言われ、最近ではその習慣をなくすように、意識されてきている。直接触れ合わない、ふれあい。
直接接触しない、日本のおじぎ文化は、今回の事態で世界でも評価されることになった。
その日本で、多くの場合は、おじぎの挨拶、手を振る別れ・・・それで良いが、
どうしても、のときもある。
もちろんハグはしない。が、親しい人、大切な人、もう会えないかもしれない人、と特別なときには・・・ということもある。
先日ある親しい方との別れ際、これまでどおり
「じゃ!」と手を差し伸べられ、こちらも自然に手が出る。
「ま、いいか」
と、短い握手。やっぱりそれがいい。そう、そういう関係。
でも、そのあと、手を洗う、消毒するのがエチケット。
というのもなんだかではあるが、仕方ない。
親しい人とのコミュニケーションこそ、難しい。
ソーシャルディスタンス・・一律に2メートルとはいかないこともある。
ソーシャルとパーソナル。境界線は難しい。
ではあるが、とにかく、今はソーシャル優先で。パーソナルももちろん大切に。