苦行のマスクコミュニケーション

コロナの影響で、講演・研修・演奏会などが見送られてきた。
そして、このたび、5か月ぶりにある企業で社員研修を行った。
20名弱の勉強会。1月以来でかなり 久しぶりの開催となった。
前回は、「さあ、2020年は~」と意気込んでいたのに、
非常事態宣言により、何度も延期となってしまい、季節も冬から夏へ・・・。
前回、誰が次回の研修では全員がマスクを着用しているとか、席が一人掛けの
シアター式に変更になるなど、想像できただろう。

久しぶりの再会。とにかく社長以下、全社員、パートさんも参加できたことは良
かった。さらに、最近入った新入社員もおられ、「はじめまして」と元気よく挨拶できたことも嬉しかった。

コロナでの変化をテーマに、社会、個人、仕事の面から、変わったということについて、マイナス、プラスの両面から一緒に考えるプログラムに始まり、
社内コミュニケーションを高めるため、自己アピールプレゼン大会など
実施。

コロナ前に考えていた企画を見直し、今だからこそコミュニケーションが重要ということを理解し、今後に生かしてもらうためのワークショップを行った。
マスクをしたまま2時間。話したり、聞いたり・・・。
正直、話をすると口の中の体温が上昇し、しんどくなる。
口の熱中症状態になる。話し続けることで、マスクと唇が摩擦を起こし、乾燥すし、苦しい。

でも、マスク越しでもちゃんと聞こえるようにと、活舌を意識してしっかり話すようにする。普段以上に心がける。

受講されたみなさんも、マスク越しに目力を大切に、積極的に参加してくださった。笑いも生まれ、コロナ苦を越えて、一丸となってスタートできる機会にもなったと実感する。

さて、マスク。研修が終わっても、すぐには外せない。

その会社から外に出てから、やっとマスクを外し、ふぅーっと深呼吸。

マスクと会話の関係は難しい。

これからの株主総会なども、皆さん本当に大変だ。
マスクコミュニケーションは、これからますます苦行になる。
マスクは身を守るためのものであり、発信する身には考えもの。
早く マスクフリーの段階になってほしい。



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