つながりは「ち」から。

40年もの間、別居してきた親たちは、子どもに頼らず自分たちで生活するため、近所の人たちとのつきあいを大切にしてきた。
もちろん気が合う人、そうでない人もいろいろあれど、助けていただける人たちがいることはありがたかった。

親はとにかく「地元」「地域」。そこですべてのコミュニティが成り立っている。ご近所の喫茶店、お米屋さん、ガス屋さん、電気屋さん・・・。お客さんとお店の人という関係を越えて、いろんなことでお世話になっている。
ガス屋さんなのに、いつの間にか網戸の相談まで、喫茶店なのに自宅の庭の水まきなど・・・。
こちらからすると、ありえない無理を皆さまにお願いしているので、最近は頭を下げ続ける日々だ。
まずは、家族に、地縁関係に・・といっても、そばにいないから、仕方ない。忙しいだろうから心配もかけたくない
だから、こういうことになってきたのだろう。
親にしてみれば、自分たちの生きる道はこれだったのだと思う。

地域の皆さんとの関係が良いということは、本当に幸せだ。

時々、地元優先過ぎて、家族がおきざりになることもあるので、振り回されているが、まあまあ、親なりの自活の道がこれだったのだと思えば、ありがたい。

今は地域に感謝しかない。

お返ししなければ・・・。

血も、地も。みんな生きる力になればいい。

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