第二波、でも同じではない。

これまでにない大きな事件、災害、事故、、。人生にはときにショッキングな出来事に見舞われる。親のことは、そのひとつ。

父の病気から入院、施設への入所で、親の人生は一変した。この環境にようやく慣れ始めたころ、今度はそれまで気丈に踏ん張ってきた母親が、壊れ始めた。

世帯主不在となり、自分が頑張らねばと家を守り、近所付き合いをして、施設訪問など頑張ってきたが、あるきっかけで心身の疲れがどっと出て、歩けなくなり、腰の痛みを訴え、そして思うように動けないもどかしさに加え、気持ちだけが焦るせいかパニック状態に、、、。

張り詰めていた緊張も気力も、崩れ始めている。

これは私や妹にとって、人生の重大事件 第二波、、、。

きてしまった。いつかはこんな時が来るとは予想しつつも、いつ来るかわからない。

前の経験を生かしつつ、いろんな方のお世話になって、前に進むしかない。

実はこのことは、このタイミングは、コロナに関係がある。

社会活動ができなくなった母にとって、最近は同じことの繰り返しで、しんどい日々だったのだと思う。コロナストレスが、母に襲いかかった。

正直戸惑うことが続くが、

めげずに、冷静に。まずは疲れた母にゆっくり休んでもらう環境をつくること。

第二波と書きつつ、実はこれはこれで、新たな苦しみ、辛さがある。
なんとも表現が難しいが、すべて現実を受け入れ、冷静に穏やかにクリア
していくしかない。

人生の観覧車は、やはり回っている。


今は、輝きをしばし失くした母の目に、光を取り戻したい。

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