いのちと経済は並列ではない

5月25日発行のニューヨークタイムスでは、今回の新型コロナウイルスで感染し、亡くなった市民の一部、1000人分の名簿を一面にて掲載した。

以下はスマホから見たWEB版のスクリーンショット。すでに10万人以上が亡くなり、世界一の感染国となっているにも関わらず、経済活動を再開させている州があったり、中にはマスクをするもしないも、自分の自由だなどと主張し、社会問題になっている困った大国アメリカ・・・。
自分や家族や友人が感染したら、と思えば、考えや行動は変わるだろうに。
この名前とその人を紹介するメッセージを見ると、いかに今回のコロナが恐ろしいかを感じることができ、ミュージシャンとかその人がどんな人であったかを知るとより一層胸が痛む。
どんな人であっても、感染する可能性があるのだ。油断をしてはいけない。
大切な人を失うことがあるかもしれないのだ。まだ何も終息していない。

日本ではこのたび、全国で長かった緊急事態宣言が解除となったが、ここで気を抜いてはいけない。そして、いのちと経済は、決して並列ではない。

まずは、いのち・・。そして暮らしを支える活動、経済。
これからも、うまく塩梅をはかりながら、何が一番大切かを忘れない選択をしていかねばならない。

もし、この新聞にNYの知り合いの名前が・・・と思ったら、怖くて精読できない。なぜか、911の後のときのことを思い出す。
今回は、また違う危機であるが、社会が変わる節目である点では共通している。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク