壁をつくる人、壊す人、越える人。

コミュニケーションにアクリルや、ビニールシート。
これも、なかなかつらいけれど、透明なので、まだ相手が見えるからいい。

相手の心が見えないコミュニケーションは、本当に難しい。
世のなかには、
どうしても、壁をつくってしまい、自分を見えなくする人もいる。
たとえば、ある言葉に反応して、その瞬間に人が関わってくることをシャットアウトして、自分の殻にこもってしまう、相手を受け入れない・・・。
壁をつくるとは、受け入れないということ。自分だけの世界に籠るという状態。
そして、
残念ながら、何を見てもけなしたり、文句を言ったり、・・・でだんだん人が寄ってこなくなり、最後は孤独になる。本当は寂しいかもしれないのに、つまらない意地が孤独を募らせてしまう・・・。

一方、いろんなことがあっても、自分のなかに入ってくる人、自分から相手の方に飛び込んでくる人。壁を壊す人だ。
この破壊は、一見、建設的である。
でも、気をつけないと攻撃的になってしまうこともあるかもしれないため、
壊すという発想は要注意だ。

この創る人と、壊す人の会話はなかなかかみ合わない。

つながっていたい人との壁はない方が良い。とくに家族の場合。

孤独な相手の心に入る時は、壁を壊すのではなく、壁を越えるという姿勢
でなければ・・・。壁を越えることで、いい関係が生まれる。この越え方には工夫が必要だ。

最近、さらにがんこになっていく親との会話は、まさにこの壁との闘いでもある。
なかなか、心が折れそうになるが、コミュニケーションの修行をさせてもらっていると思って、めげずにトライする。


カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク