緊急事態宣言が解除された翌日。駅前のレストランや飲み屋さんは
早速普段の営業モードに切り替わった。但し、「テイクアウトできます」
の文字が必ず店頭にあるのと、窓を開けっぱなしにしている。そして店内スタッフは間違いなくマスクを着用。
この3点は、自粛営業になる前の店の様子と変わった点だ。
いずれも密にしてはいけない。お互いを守る、そのための工夫。
明らかに世の中がじんわり変わり始めていることをこの風景から感じる。
また営業開始となってもすぐには以前のようにはならないからと
店の前で、野菜を売ったり、厨房スタッフが外に出て呼び込みをしたりと
これも前にはなかった光景。
ちょっと違和感はあるけれど、それでもみんなが動き始めているのは
じんわりうれしい。
そして、信号を渡る人も、道を歩く人も、先週より元気で笑みが戻った
そんな感じ。食品売り場はちょっと密になり、お、気を付けないと
逆戻りする。と思いつつ、それぞれが気遣って、近づかないように
配慮しているのを感じる。
とにかく町に灯がともって、店のディスプレイが夏のものに代わって、
お掃除をして、元気に「いらっしゃいませ」の声が聞こえてくる
のがうれしい。
今はスタンバイ、準備で忙しいから、見えないバックヤードで皆さん
忙しく動いていることだろう。
とにかく空気が変わったのを感じる。
ひとりひとりにのしかかっていた錘がとれたような、ああ、終わった。
という解放感だろう。
あまりこれまで感じたことのない空気。
貴重な機会とよく覚えておこう。