外食産業が本当に気の毒だ。
とくにレストランや飲み屋さん。
オーナーさんのご苦労はもちろんのこと、そこで働くスタッフの人たちも、
急にお店が休みでバイトもなくなり、また売り上げが下がって、解雇・・・となったりそんなことを考えると、マスク2枚ではなく、経済的な救済のしくみこそが急務で、お店の人達を見ていると本当にお気の毒になる。
近所で大人気のもつ焼き・串カツやさんがこのコロナの影響で客数が減り、
さらに非常事態宣言による営業時間の短縮で、平日営業を一時休止、週末昼間限定のお持ち帰りのみ対応となった。
外出自体自粛モードであるので、お店の前をお客さんは以前より通らないし、
テイクアウトだけのために開店していることを知らない人が多いため、結局お店は暇だ。普段数名はバイトがいるが、今は店主と1名で対応。
あまり人が通らないなか、営業しているのも気の毒になる。
いつも賑わっているので、呼び込みなど必要ないが、今日ばかりは呼び込みもしている。
あまりに普段と様子が違うので、家に財布をとりに行き、お持ち帰りを利用。
さっきまでそういうつもりはなかったが、黙って通り過ぎることができない空気を感じた。
「あまりにもお気の毒だから、売り上げ貢献しなくちゃ。このお店は応援しなくちゃ!」
というと、店主は「ありがとうございます。宜しくお願いします」とさっきまで緊張してこわばっていた顔が少しゆるむ。
その足で、そのまま近所の花屋に向かった。
この1週間ほど、そこを通るたびに気になっている花たち・・。
誰かが買わないと枯れてしまう、せっかくの商品が・・・。
高価ではないが、バラのブーケを買う。
お花は店先でそのいのちを終えては意味がない。
みんなで花を飾って、気分を切り替えて・・・。
フランスでは花屋が非常事態で閉店続きで、花農家が大変困っている
というニュースを見たせいか、花にも注意が向く。
食べるものだけでなく、お花も一緒に・・・。
通行客がいなければ、よっぽどの目的買いしかされない。
お店も活気をなくして、本当に気の毒だ。
そんなこんなで、ささやかでもできることをする。
自分ができること。小さいけれど・・。
コロナのせいで、大好きなお店がなくなる。とは絶対ならないように。