decadeを見直す自粛時間に。

年の初めに、ある仲間との話で、今年2020年は単に新年ということだけでなく、
英語でいうところの新しいdecadeなので、どんな10年になるかを見つめ続けたいと言われたのが印象に強く残っていたが、今になってこのdecadeについて
考えさせられる。
10年の始まり。これは新たな時代の夜明けでもある。
1月時点では、そんなに深く考えていなかったのに、今となっては、この世界に感染してしまったコロナ問題こそが、新たな時代を象徴する人類史上、名を残す
大事件・事故になってしまった・・とは。
世界史はつくられる。
このコロナ感染は人類の新たな戦い。
見えない敵との闘い。この戦い方は国によるし、それまでに積み重ねられた
各国の歴史や、インフラによってその影響も変わってくる。と、このこと自体、これまで知る機会もなく、さまざまな学びを与えてくれる今回のこの騒動は、マクロ的にみると、ほんとうに新たな時代の幕開けなのだと思えてくる。
人はこういうときにどうするのか?何を一番求めるのか?
リーダーとはこういうときにどういう指揮をとるのか?どうすべきなのか?

危機的な状況において、いろんな本質が見え、これまだ気づかなかったことにも気づける。

たとえば、今回のコロナ感染により、人々の移動が抑止される。
動かない生活とは。
今はネット社会であり、リアル店舗が休業になっても、購入でき、生活が可能。
映画館に行かなくても、自宅でネットで映画を楽しめる。

出ていくことが、おしゃれをすることが、飲みに行くことが当たり前であった
2019年以前の豊かな人々の暮らしが一変。
行かなくても、それなりに楽しむ方法をみつけ、それに慣れる。
それにより、これまで経済を支えてきた贅沢な消費は抑制されていく。
生きるために必要なものから遠い、嗜好品・贅沢の世界はこれを機会に
厳しくなることと思う。

この自粛を要請される?貴重な時間に、今一度、しっかり世のなかをみつめ、
見直すのが良い。
これからどう生きるのか。
真剣に問うための時間と思った方がいい。

消費を抑制する、移動を我慢する時間ではなく、次のことを考える時間・・・。
2020年代の幕開けとして、これは漫然と生きている人間への警鐘であり、
問題提起なのかも・・。

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