このグローバリゼーションが、今回のウイルス感染拡大の要因のひとつになっている。感染予防のため、世界をつなぐ移動手段は、シャッタアウトされ、航空業界は壊滅的な影響を受けはじめているようだ。本当に前代未聞、こんな見えない敵に世界中が翻弄されるとは・・。
一方、このグローバリゼーションの加速に貢献しているのが、インターネット。
この情報インフラは、ウイルスのごとく、情報を瞬間に世界に広げることとなった。
今回のウイルス情報の拡散は、いい面、よくない面両方あるが、ネット社会だからこそ、今できることも多くある。
たとえば、イタリアの歌劇場からのメルマガ。この期間も、活動休止はしない。皆さんは、WEB上でオペラを楽しんでください。とその動画へのアクセス方法を伝えている。それが一日だけでなく、期間中ずっとやっているということだ。
演者にしてみれば、せっかく練習してきたので、出来る方法で観てほしいというのが一番の願いだろう。
ニューヨークでも、ミュージカルに取り組む高校生の卒業発表会がコロナで中止になったが、それをYOU TUBE上で見られるように支援する俳優がいる。という話題もあり、今、人が直接交流できないから、ネットは有効ということだ。
なんとも皮肉でもあるが、現時点での対応としては、とても素晴らしく、参考にしながら、今できることを、従来のアイデアにとらわれず、やっていくことだ。
国などに頼っていても、それを待っていても、解決にはならない。まず自分ができることは、と真剣に考えてみる。
必ず手はある。
グローバリゼーション。これは今後どうなっていくのだろう。
世界の分断の波が、こんな風に押し寄せるとは。
過剰な交流。これについても考える貴重な機会なのかもしれない。