コロナニマケルナ作戦に挑む

うれしい報告が入った。

2月後半にお会いした企業さん。さて卒業式がんばらねば!とその活動報告を受け、もっと予約とれるようにと、いろんなアイデアを出しあって・・。と言いながら頭のなかで、すでに中国で感染が広がるウイルスのことが気になり、卒業式って大丈夫かな・・。不謹慎かと思いつつ、「卒業式まさか中止にならないと思うけど、そのことも想定しておいた方がよいかも?」それまで元気いっぱいであった社長の顔色が曇った。しまった、まずいことを言ったかも・・・。
でも、元気にがんばろうと握手をして別れ・・・その後、ウイルスは感染力を増し・・・。イベント中止という話題、報道に接するたびに卒業式のことが気になり、彼女にメールで「卒業式大丈夫ですか?もし、中止になっても、衣装着て写真とって・・という卒業写真サービスやったら?で、それはぜひプレスリリースも忘れずにやった方がやったら?」などのメッセージを入れたら、確かに予約キャンセルが続き、その対応に追われているという返事。
しかし、彼女も先月会ったとき以来、卒業式中止対策は考えていたようで、卒業写真企画は進めていた。そして私がすすめたリリース配信も、こんな時期に面倒であっただろうが、「やれることやってみます!コロナなんかに負けていられせん!」と返信があった。さすが!そのガッツが最高に頼もしい。ひたすら、なんとかうまくいくようにと毎日、イベント中止の情報を横目にこの会社のことを思い、応援し続けた。
そして、報告のメールがきた。
卒業式が中止になった人のための卒業写真サービスの企画。リリースも出したところ、早速地元紙にも掲載され、予約の電話が続いているという。
落ち込んでいた方たちが、元気になった、明るくなったと、感謝されているという。そしてその撮影会には、地元テレビ局も(NHKも含め)取材が入るという。これまでもこちらの会社には広報活動をがんばってもらい、メディアには何度も出ていただいたが、これが一番大きい反響かもしれない。
「一過性にならないように、きちんとやりますね。リリース!と背中を教えてくださって本当にありがとうございました」との言葉をいただき、こちらも久しぶりに心の中に青空が広がった。
ピンチになればなるほど、人は知恵が湧くはずだ。そして行動した人が必ず成果を出す。まずはこの撮影会。本日が1回目。無事に安全に実施されることを楽しみにしている。全国版で放映されるといいな・・。
コロナニマケルナ。

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