コロナウイルスの影響で、各種イベントが中止・延期になっているこの1か月。
とくに仕事もなく、時間にゆとりがある元気な年寄りにとっては、小さなイベントが日々の楽しみだ。それがないと、毎日医者へ行くぐらいの用事しかなく、母親いわく「毎日、同じことの繰り返しだ」という。
ま、学校もなく、仕事もなければ、結局は毎日の暮らしはそんなに日々変わり映えしないのかもしれない。
そこでふと、先日のライブで歌ったロシア民謡の「一週間」を思い出す。
あの曲は月曜日に市場に出かけ・・・ではじまる、懐かしい曲であるが、
1日ごとにそんな大したことはしていないのだ。
友達がやってきた、翌日、かえった・・・。
人生、ゆっくりでいいの?そんな人生あるの?と歌ったときは思ったが、
もしかしたら、いろんなイベントがなくなると、
人生はシンプルなのかもしれない。
だから、小さなことをみつけ、1つ1つやればいい。そして「一週間」の替え歌を作ってみたら楽しくなるかも。
月曜日に掃除機かけて、火曜日に生ごみ出して、水曜日に新聞整理、木曜に古本整理、金曜にお風呂を洗い、土曜日にアイロンかける・・ま、こんなゆったりも実際はできないけれど、そんな風に、今日のイベントを自分で決めて、それを改めて楽しめばいい。
俯瞰でみれば、人生は同じことの繰り返し。でも、どうそれを工夫するかで人生の輝きは変わってくると思う。
しょせん、人は生まれて、生きて、死ぬ。その間をいかに過ごすか。
工夫次第で、毎日はもっともっと楽しくなる・・はず。
何よりも、生きていること自体を楽しめたら、いい。