小さな日常が戻った?

マスクを爆買いしていた中国人らしき人を名古屋駅前でみかけたのは
2月の初めだったか・・・。あのあたりから、マスク騒動が起きた。
店頭から消えた。ネットでも消えた。
「余分に買ってあって本当に良かったね」。何年も前になぜか買い置きしていたものが今回、役に立った。
でも、町中が全部マスク顔の光景は、とても不気味だ。黄砂に備える北京のようだ。でもこっちのほうが透明だからより厄介だ。

ああ、普通に口から、鼻から空気を吸いたい。吐きたい。
それが生きるというもんだ~。
この1か月余り、外で深呼吸できる時間を貴重に感じた。
そしてやっっと、少しマスクをしないで歩いても平気な雰囲気になってきた。
もちろん必要なところ、ときは装着した方が良いが・・・。
今ごろ、マスク販売の詐欺メールのようなものがやってきているが、もうその
手には乗らないでしょう。という落ち着きも。

そして、こちらの方が驚いた。
トイレットペーパーが店頭から、ネットショップから消えた。
もしくは恐ろしい金額でオークションにかけられていた。
なんだこれは?
こちらも予め、予備を購入してあったので、そんなに不安ではなかったけれど、
いつまでも店頭にないとなると、さすがに心配になってくる。
しかし、こちらもやっと、店頭でみかけるようになってきた。
普通の値段で販売されていた。
それだけで安心した。

モノがちゃんと流れているということ。大量購入されることで、製造、物流がのサイクルが狂ってしまったが、工場や運送会社、商社、小売店のみなさんの努力のおかげで、通常に戻りつつある。
ありがたい限りだ。

特別なことは要らないから、普通の、普段どおりの暮らしができる。
これが一番の幸せなのだ。
店頭にやさしく並ぶ、ちょっと品数は少ないが、トイレットペーパーを見て
安心した。そして、感謝の気持ちをもって。普通に1個購入させていただいた。この間消費した分をいつも通り補充。お一人様1個にしてくださいとの貼り紙。大切に使わねばと思った次第。

まだまだ以前通りの日常に戻流には、時間もかかりそうだが、まあこうしていられることに感謝したい。そう、3月11日である。改めて忘れていた思いを改めて。

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