いろんな業界で、いろんな業種のお仕事をされている企業さんや事業主さんの
応援をさせていただいているが、人々のハレの日に関わる仕事をされている方もおられる。
ブライダル、卒業式、成人式、七五三・・・。
まだ七五三は日にちを自由に選んだりできるため、多少の変更は可能かもしれないが、結婚式は生涯で一度の(はず)、卒業式も成人式も人生で一度きりの記念日。
ハレの日をより美しく感動的に演出することを生業とされている
貸衣装屋さん。
このお仕事にとっては、この日当日がもっとも重要。それに向けていかに多くの注文をとるか、が毎年の課題。
3月といえば、卒業式。
これから社会に巣立つ若者たちが、袴に身を包み、学生時代への思い出を胸に
新たな社会に向かう・・そんな大切な記念日。緊張しながらも楽しみに待つ人は多い。
今、世界中を揺るがしているコロナは、この記念日を若者たちから奪った。
貸衣装やさんは、せっかく注文いただいた衣装の予約のキャンセルに追われている。今はいかに卒業式中止が減ってくれるか・・。あるいは、式はなくても袴姿の卒業写真を残す・・など提案もしながら、必死に動いておられる。
2週間ほど前にお会いしたときは、こんな事態になろうとは思っていなかった。
いや、そういうことにならないことを心の中で祈っていた・・・。
今、この貸衣装の会社の社長さんは、
「やれることはなんでもやります!
コロナなんかに負けません!」と持前のファイトで満ちている。
こちらも意気に感じて、ではそのサービスを緊急リリースしては?など
あれこれ、提案をする。お節介かもしれないが、少しでもキャンセルの被害を
少なくするために・・・。
そう、コロナを怖がっているだけでは、何も生まれない。
まずは目の前のことに全力投球だ。
国もどこも、自分を救ってはくれない。
負けない!強い人たちが、私の前にいる。ともにがんばろう!と思う。